総合馬術について

総合馬術とは

最も過酷な「馬術のトライアスロン

ホーストライアスロンとも呼ばれ、1頭の馬と1人の選手が3日間を通じて行う馬術の要素をほぼ完璧に盛り込んだ複合競技。
初日に3種の歩法を取り入れた調教度合を審査する「馬場馬術競技」。
自然の中で長い距離の間に設置された丸太や乾壕や池など様々な形状の障害物を飛越し、馬のスタミナ・スピード・ジャンプ・勇気が必要とされ、走行する間、人馬のコントロールと正確さが求めらる「クロスカントリー」。
そして、スタジアム内で行う「障害飛越競技」の3種目を減点法で換算し勝敗が決まります。
これらを1日もしくは複数の日に分けて行います。古くは1902年にフランスで将校のための競技として行われたのが最初で今でもドイツやオランダではミリタリー競技とも言われています。
調教審査

ドレッサージュ(馬場馬術)

20m×60mの長方形の馬場内で内容が決められている規定演技を行い、動きの活発さやメリハリ、スムーズさなどを審判が採点する。
調教審査は、各項目に最大10点のマークが付けられる採点競技です。
20 x 60mのアリーナ中で演技を行います。選手は馬場の周りに設置された標記に沿って演技します。
採点評価は、バランス、リズム、柔軟性、そして馬の従順性がどうか、人馬が一体に動いているかということです。
調教審査を行う理由は、馬とライダーが、優雅でリラックスした正確な扶助により運動が行われているか、正しい訓練を受けていることを示すことであり、次の競技のクロスカントリーと障害飛越競技へ進んで大丈夫かという調教度合いをテストされます。
馬場馬術の得点は,最大可能スコアのパーセンテージに変換され、減点に換算されます。
耐久審査

クロスカントリー (野外走行)

全長約6kmとゴルフ場並みに広い自然のコースに最大45個の障害物が設置され、それらを拒止や反抗なくスムーズに飛越して制限時間内にゴールすることを目指す。

クロスカントリーは、人馬が優れたパフォーマンスを行える状態になっていなければなりません。 馬とライダーは異なるタイプのクロスカントリーフェンスをスクーリングしたり、訓練の中で馬の勇気と経験が養われ、人馬の信頼を築くことができます。
ホーストライアル実行委員会は、馬とライダーのすべてのレベルに対応する6つのレベルのクラスを準備しており、80cmのクラスから1.20cmのスタークラスまで幅広く取り揃えています。
クロスカントリーはコースデザイナーによってコースを設計され構築されます。
スタークラスの高いレベルでは最大で40〜45の野外障害の飛越、走行中の速度は分速570mが求められます。
野外障害は、馬やライダーの正確さと訓練度合いをテストするために,堅固に建てられた自然物を使った固定障害(丸太、石の壁)だけでなく、溝、飛び降りのフェンスやバンクを組み合わせたさまざまな障害物です。
人馬は定められた規程時間内に走行を終える必要があります。例えばEV80競技では、規程時間内にフィニッシュする為に、人馬は毎分435mで走る必要があります。規定時間を越えてフィニッシュラインを通過すると、1秒ごとに0.4のペナルティポイントが加算されます。

クロスカントリーの減点について

障害物での拒否、逃避、巻乗り 減点20
同一障害での2回目の拒否、逃避、巻乗り 減点40
クロスカントリコースでの通算3回の拒否、逃避、巻乗り 失権
落馬 失権
人馬転倒(肩が地面に触れる) 失権
超過規程時間 毎秒0.4減点
制限時間を超過(規定時間の2倍) 失権
※国内クラスのEV80,EV90,EV100クラスのクロスカントリーのみパスが認められます。
余力審査

スタジアムジャンプ(障害馬術)

アリーナ(角馬場)内、500~700メートルの距離のコースに設置された障害物を飛越、走行してタイムを争う。障害の落下や、障害物を前にした不従順は減点される。

障害飛越競技では、柔軟性、フィットネス、運動能力など人馬のジャンプスキルをテストします。
この審査では、アリーナに設置された障害物を飛越し、規定時間内にフィニッシュをしなければなりません。
障害飛越競技はクロスカントリーの障害とは異なり、落ちる可能性があります。
ロスカントリーに続いて、馬とライダーのフィットネスとスタミナがテストされます。

スタジアムジャンプの減点について

落下 減点4
1回目の不従順、拒否、逃避、巻乗り 減点4
2回目の不従順 失権
落馬 失権
人馬転倒(肩が地面に触れる) 失権
規定時間の超過 毎秒1減点

リオオリンピックでは
日本人個人最高順位を更新するなど、
日本の馬術競技の中でも人気・実力
ともに上昇中の競技です。
アジア大会の団体金メダル獲得、
オリンピックへの団体出場・入賞を
目指しています。